たぶん、一条さんはもう死のうとなんてしないだろう。 「市村・・・ありがとう」 そう、背後で呟かれた言葉を聞きながら。 僕は、そう確信した。 これで、僕も土方さんの役に立てただろうか? ・・・いや。 そんなこと、考えちゃいけないな。 だって、僕は小姓なんだから。 役に立つのが、僕の役目なのだから。 *市村 鉄之助side end*