「次は沖田さん」


沖田の名前を出すと


「はいはい、どうぞ」


あまり興味がないようにも見えた。


「沖田総司、一番隊組長。幼名は宗次郎。二人の姉がいる。剣術で有名なのは三段突き」


言い終えると


「へぇ。結構有名なんだぁ」


少しだけ関心したように答えた。


「次は永倉さんね」


そう言うと


「待ってましたっ!」


ものすごく張り切ってる…。


何かもう面倒くさくなってきたなぁ。


うん、全員言っちゃおう。


「一人一人、面倒だからドバーッと言っちゃうね」


誰一人の了承を得ないまま話すことにした。