「う、うぅ~」 剣未が苦しそうに呻く姿を見て屈強な男の行動から淀みが消えた。 「ボス!」 篠田レミは屈強な男の声をはじめて聞いた気がした。 骨が折れていないところを慎重に選びながら抱えると小走りで車に向かう。 「ちょっと、坊やも捜してよ!」 篠田レミの叫びは隣接するビルのプロパンガスの誘爆によってかき消された。