吸血鬼は淫らな舞台を見る



「彼は宮路晋吾さんを拉致していません。居場所を知らないのは本当だと思います。宮路晋吾さんの犯罪をPC一台で知り、脅すことによって屈服する人物なのか張り込みして見極めていた……そうでしょう?」


 倉成はなにも言い返せない。


「恐喝の容疑で逮捕する」

 サトウがポケットから手錠を出した。


「恐喝なんかしていなぃ」

 自信がなくなったのか語尾が尻すぼみ。


「事情はゆっくり署で聞かせてもらう」