あ、もし麻衣香が変なこと考えてたら、愛実もあぶねぇかもな……。
だとしたら、一緒に帰ったほうが安心だな!
そう考えた俺は、強制的に愛実に一緒に帰る約束をさせた。
約束どおり、校門で待っていると、
「おまたせしました!」
と言いながら、愛実が走ってきた。
「おう。帰るぞ」
俺がそう声を掛け、二人で歩き出そうとしたその時。
「あ!伸治いた!」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あれ?愛実ちゃんも一緒だったんだ?」
「あ、はい」
麻衣香に声を掛けられ、おどおどしながら答える愛実。
「ねぇ伸治!一緒に帰らない?」

