何よ、「でふ」って。 私、噛みすぎだったよぉー あー、もう! そんなこんなで新しいクラスで私に話し掛けて来る人はいなかった。 話し掛けて来るのは、唯一同じ中学出身の内田優香ちゃんだけだった。 『あんた「でふ」って何よ、でふって」 優香ちゃんは噛み噛みだった私のことをゲラゲラ笑っていた。 優香ちゃんと同じクラスで本当に助かったと思った。 優香ちゃんがいなかったら、私は完全に一年間クラスで孤独な生活を過ごすことだっただろう。