「あのっ、……そうじゃなくて……」 そうじゃないって? 「なに?」 思わず聞き返した。 「えと、ホントに一緒にまわってもいい。……と いうか一緒にまわりたい!」 顔を伏せて聞いていた俺は、今の言葉にびっくりして、顔を上げた。