数秒沈黙の中、ゆっくり彼が顔を上げた。 「いつ…?」 「…明後日」 彼の目を見るがその瞳には光がない。 「もう…学校は来ない。今日が最後」 「……」 前から3列目の机の上に座っている彼と 教卓の隣に立つあたし。 2人に無言の空気が流れる。