雪美はこれが咲の素顔なんだ・・・と理解した上で、
「明日、スーパーに買い物に行ってくれませんか?」
「買い出しの手伝いかい?」
「それもあるけど、咲のおうち服とメガネ・・・買いたいから。」
「それはいけない。俺はここで世話になっている身だし、この前もおごってもらってるし・・・。
気持ちだけありがたくもらっとくから・・・。」
「ちがうの!たぶん、私が言いださなくても、ママが明日きっと咲を見たらそういうよ。
すっごいかわいいもの大好きだから、ミ○キーとかプー○んとかく○モンとかのキャラクターの服を選んできちゃうと思う。
だから・・・咲の好きなのを選ぶ方がいいと思って。
それにお父さんの立場とか対面もあるから、きれいにしてほしいし・・・。
ほどこしだってプライドを傷つけたのならごめんなさい。
でもでも、作り物の家族だって甘えてほしいことあると思う。
どうしても、何が何でも気になるっていうんだったら借用書書いてくれてもいいよ。
お仕事で稼げるようになったらまとめて返してくれれば・・・。
それでも、今は私たちの言うことをきいてほしいよ。」
「わかった、わかったから泣くな。
俺はそこまで意地っ張りじゃないから・・・。
借用書書いていくよ。
おじさんだってうちのばあちゃんに借りがあったから、今返してくれてるんだもんな。
見習うことにするよ。だからもう・・・泣かないで。」
「う、うん。」
翌朝、雪美は起きてそのままの顔を咲に見られるのははずかしかったので、とりあえず洗顔してダイニングへ行った。
「えっ!?」
「おはよう。はい、朝食。おばさんに雪美の好きな朝ごはんきいたから・・・。
オムレツにベーコンが好きなんだろ。
おじさんと俺は味噌汁とゴハンがあればあとは何でもなんでな。」
「どうして咲が料理してるの・・・?」
「家事は得意だからさせてほしいって咲くんがね。
でも、咲くんほんとにお料理もお裁縫も上手なのよ。
ママのエプロンの後ろのボタンが取れかかってたのも簡単に縫い付けてくれてね~あんたよりずっと上手。
でも、これは約束してほしいんだけど・・・試験の前や咲くんの大切な時間を削られることになってはいけないから、そのときは自分を優先しなきゃダメよ。」
「わかりました。」
「雪美とお買いものにいくときには、咲くんにお金を渡すからお財布だけ用意しててね。うふふ。」
「ママ!どうして・・・それ・・・。やだ、こっそりきいてたの!」
「さぁ何かしらね~?
いやぁ・・・雪美のウソ泣きも大したもんだわ。あははは」
「ウソ泣きじゃないもん!」
「まぁまぁ・・・。」
雪美は、咲よりも先に玄関を飛び出すとバス停まで走ってでかけた。
その後、咲が自転車に乗ろうとすると、結衣子が咲にお弁当を渡しに追いかけてきた。
「あのね咲くんにお願いがあるのよ・・・。ここから学校まで自転車で行けないことはないんでしょうけど、できれば雪美の後をつけるように登校してもらえないかしら。
あなたの立場上、雪美といっしょに登校してほしいとは言わないわ。
きっと人気者さんだと思うし、あの子が他の女の子ににらまれたりしてもかわいそうだからね~。
でも、ほらあの子私に似てかわいいから、チカンとかストーカーとか危ないかなぁ・・・ってだからお願い。
咲くんの定期代はこれで払って。面倒だろうけど、お願いします。」
「おばさんにはかなわないな。あはは・・・わかりました。
ボディガードになれるかどうかわかりませんけど、やってみます。」
「明日、スーパーに買い物に行ってくれませんか?」
「買い出しの手伝いかい?」
「それもあるけど、咲のおうち服とメガネ・・・買いたいから。」
「それはいけない。俺はここで世話になっている身だし、この前もおごってもらってるし・・・。
気持ちだけありがたくもらっとくから・・・。」
「ちがうの!たぶん、私が言いださなくても、ママが明日きっと咲を見たらそういうよ。
すっごいかわいいもの大好きだから、ミ○キーとかプー○んとかく○モンとかのキャラクターの服を選んできちゃうと思う。
だから・・・咲の好きなのを選ぶ方がいいと思って。
それにお父さんの立場とか対面もあるから、きれいにしてほしいし・・・。
ほどこしだってプライドを傷つけたのならごめんなさい。
でもでも、作り物の家族だって甘えてほしいことあると思う。
どうしても、何が何でも気になるっていうんだったら借用書書いてくれてもいいよ。
お仕事で稼げるようになったらまとめて返してくれれば・・・。
それでも、今は私たちの言うことをきいてほしいよ。」
「わかった、わかったから泣くな。
俺はそこまで意地っ張りじゃないから・・・。
借用書書いていくよ。
おじさんだってうちのばあちゃんに借りがあったから、今返してくれてるんだもんな。
見習うことにするよ。だからもう・・・泣かないで。」
「う、うん。」
翌朝、雪美は起きてそのままの顔を咲に見られるのははずかしかったので、とりあえず洗顔してダイニングへ行った。
「えっ!?」
「おはよう。はい、朝食。おばさんに雪美の好きな朝ごはんきいたから・・・。
オムレツにベーコンが好きなんだろ。
おじさんと俺は味噌汁とゴハンがあればあとは何でもなんでな。」
「どうして咲が料理してるの・・・?」
「家事は得意だからさせてほしいって咲くんがね。
でも、咲くんほんとにお料理もお裁縫も上手なのよ。
ママのエプロンの後ろのボタンが取れかかってたのも簡単に縫い付けてくれてね~あんたよりずっと上手。
でも、これは約束してほしいんだけど・・・試験の前や咲くんの大切な時間を削られることになってはいけないから、そのときは自分を優先しなきゃダメよ。」
「わかりました。」
「雪美とお買いものにいくときには、咲くんにお金を渡すからお財布だけ用意しててね。うふふ。」
「ママ!どうして・・・それ・・・。やだ、こっそりきいてたの!」
「さぁ何かしらね~?
いやぁ・・・雪美のウソ泣きも大したもんだわ。あははは」
「ウソ泣きじゃないもん!」
「まぁまぁ・・・。」
雪美は、咲よりも先に玄関を飛び出すとバス停まで走ってでかけた。
その後、咲が自転車に乗ろうとすると、結衣子が咲にお弁当を渡しに追いかけてきた。
「あのね咲くんにお願いがあるのよ・・・。ここから学校まで自転車で行けないことはないんでしょうけど、できれば雪美の後をつけるように登校してもらえないかしら。
あなたの立場上、雪美といっしょに登校してほしいとは言わないわ。
きっと人気者さんだと思うし、あの子が他の女の子ににらまれたりしてもかわいそうだからね~。
でも、ほらあの子私に似てかわいいから、チカンとかストーカーとか危ないかなぁ・・・ってだからお願い。
咲くんの定期代はこれで払って。面倒だろうけど、お願いします。」
「おばさんにはかなわないな。あはは・・・わかりました。
ボディガードになれるかどうかわかりませんけど、やってみます。」

