電話を切ってから、急に焦る。 どうしよう、こんな偶然思っても見なかった。 ドキドキしながら大きく深呼吸。 「プレゼント…どうしよう」 リビングに下りて、すぐにネットを繋ぐ。 「どうしたの?顔真っ赤よ」 お母さんに聞かれて事情を話すと。 「すごいわね」そう言って、にっこり微笑んだかと思えば、お金、少しは出してあげるからね、と有難いお言葉と共にキッチンに戻っていった。