「知ってるよ。中等部でも愛梨さん可愛いって有名だから」 「からかわないでよ」 私は軽く笑った。 「俺のこと要って呼んでよ。俺も先輩のこと愛梨って呼んでいい…?」 うるうるとした顔で私のことを見る要くん。 そんな顔したら断れないじゃないかぁ! 「う、うん!よろしくね!」 そして、今日は危ないからと行って要は私の家まで送ってくれた。