「あんな最低な奴ともう別れちゃえばいいのに!」

「あはは…」


私は笑うことしか出来ない。


いくら、葵が浮気してようが、あたしは葵が大好き。


どれだけあたしを見てくれなくても、キスの一つもしてくれなくても、【彼女】という肩書きがあるだけであたしは大丈夫。



「若菜、ありがとう」


私の為にいつもそう言ってくれる若菜には本当に感謝してる。


「もう愛梨が傷付く所、見たくないから…」