「もう、大丈夫だってばぁ」 あの事故で以来葵は登下校も一緒にするようになった。 多分、葵の代わりに私が大怪我を負ったことに罪悪感を感じてるんだと思う。 「だって、また愛梨が事故なんか起こしたら……」 葵は泣きそうな顔で私を見た。 「うん、ありがとうね」 私は人目も憚らず葵キスした。