ーーーーーーーーーーーーー 葵は女の子を保健室から出すと、保健室の鍵を閉めて、誰にも邪魔されないようにした。 「で?話って何?」 葵は優しく私に問いかける。 いつもより優しくて、私は涙が零れそうになった。 「あ、あのね…」 ボロボロと涙が零れた。 まだ、何も話してないのに、また葵と話せてることが嬉しくて…。 「大丈夫だから」 葵は私の涙を拭って微笑んだ。