「ねぇ、愛梨はそれでいいの?」

「えっ⁉」


放課後に寄ったファミレスで若菜にいきなりそう聞かれた。



「宮野くんのことだよ。…あたしはあんな最低な男許せないっ!」


若菜はどんっと拳を机に叩きつけた。


うわー
今絶対手痛かったよぉー

とか思っていると


「聞いてるの⁉」


若菜に怒鳴られた。