行き交う人が皆要のことを見ている。 そういえば、葵の時もそうだったな…。 「ね、お昼まだなんだよね。ご飯食べ行こうよ」 「う、うん…」 いきなり私の手を繋いで要は歩き出した。 私より20cm以上高いであろう要は全て私に合わせてくれた。