ずっと、望んでいたその言葉。 『う、そ…』 私は、一瞬、理解ができなくて…そんな言葉が漏れてしまう。 けど、 『うそじゃない、はじめて会ったあのときから、ずっと花音さんだけ見てたんだよ、オレ』 そんな涼太くんの言葉に顔に熱が集中する。 『で、でも………っん!?』 それでも、反論しようとした私のの口に何か柔らかい感触。 その意味を理解した途端、さらに赤くなる私の顔。 『花音さん、オレと付き合って?』 だから、そんなの反則だって。