つい、そんな心配をしつつ呆れるオレ。




その時、




〜♪




オレの携帯が着信を告げた。




ディスプレイで名前を確認し、思わずニヤけてしまうあたりもう重症なのかもしれない。







『…もしもし?』





電話を耳にあてると聞こえてくる可愛らしい声にオレは、微笑んだ。




『花音さん、どうかした?』





相手は、約1ヶ月ほど前に合コンでしりあったオレより1歳年上の女の人、川口花音。




最初は、“川口さん”と呼んでいたオレも最近では、名前で呼ぶようになっていた。