『か、川口さんは、何年生で…?』 『…?私ですか?2年ですけど…』 真先輩の少し上ずったような声にオレは、直感的に嫌な予感を感じとる。 『あ、あの…』 『キャプテン、そろそろ指示お願いします』 そして、気がついたら未だに何か話しかけようとしている真先輩の言葉を遮っていた。 『涼太くん?』 不思議そうな花音さんの声が聞こえる。