『あ、川口!ここの詳しい説明、柏崎のキャプテンにしといてくんない?』 ふいに、相手側のキャプテンから聞こえてきたそんな声に、オレは、思わず振りかえる。 『はい、えっと、こんにちは多良大マネージャーの川口花音です』 『あ、え、柏崎大キャプテンの山田真で…す』 そこにいたのは、やっぱり花音さんで…。 かわいい笑顔で真先輩に微笑みかけていた。