たとえ愛なんてなかったとしても

飽きずにまだ言い合いを続けてる二人。
いったい何しにきたんだか。


それにしても、外国人がたくさん出てくる討論番組みたいだ。

ヤラセかと思うほどに白熱するやつ。


炎彬くんがそれに出てくる中国人そっくりで、だんだん笑えてきた。

最初は呆れていたけど、ここまで自分の意見を押し通すのも、もう色々通り越して面白くなってくる。


この言い合いも実は仕込みだったりして?


あーだけど、なんか足りないんだよね。
なんでだろ。


中国人と日本好きな外国人と、それから......。

あっ、そうだ!



「俊輔くんも、もっと言い返さなきゃ!
ミヒちゃんがいたら、盛り上がったのにね?」


「盛り上げちゃだめだろ!
ミヒがいたら、さらにひどいことになりそうだ。

......なぁ、まさか楽しんでる?」


「え?まさか楽しんでないの?

最初は止めようと思ってたし、心配したんだけどね?
テレビ番組に似てるなあと思ったら、楽しくなってきちゃった」