たとえ愛なんてなかったとしても

「そもそも英語が公用語ってのが、おかしいんだよ。

中国語話者が世界の人口で一番多いんだから、中国語が世界の公用語になるべきじゃないか?」



考えてみたらそうだ。

元々中国語が公用語になるべきなんだから、英語が話せない俺が悪いんじゃなくて。

中国語が話せない世界の方が間違ってるんだ!



「はぁ......、バカバカしくて聞いてられない。
数が多ければいいってもんじゃないの」


「だったらお前は英語が公用語になる正当な理由が言えるのか?」


「知らないけど、英語圏の国も多いし。
正当な理由も何も、そう決まってるんだから仕方ないじゃない」


「決まってるからって間違ってることも受け入れるのか!?

時代のニーズに合わせて、世界のルールも変わっていくものだろ」


「それは分かるけど、現行は違うの!
英語が公用語、それが世界のルール。

アンタの話は一瞬正しいような気がするけど、よく考えると図々しくて腹が立つ」



世界のルールがなんだ!

最初はお互いに日本語で話していたものの、途中から白熱する余り中国語になる。