「よっ。また来たんだ。」


レジの横のからアイツは出てきた。


「うん。また買い出しに。」


買い出しは、ついでで、ホントは逢いに来たんだよって言いたい。

でも、言えない。
まだまだ、ワタシ強くないし…。


「今日…時間ある?」


アイツは、急にそう尋ねてきた。


「えっ!?今日!?」


その誘いにワタシは戸惑いながら、喜んで『暇』って答えた。


「じゃあ、五時にコンビニに集合で。あっ、それと…その格好は辞めてくれよ。」


そう言いながら、アイツは顎で、ひょいとジャージを差す。


「あはは。だよね。」


ワタシは、頭をポリポリ掻きながら、照れ笑い。


はぁ~また恥ずかしい。


なんて思いながら。