変な夢を見た。 胸が締め付けられるような。 内容はあまり覚えてないけど。 今は誰にも会いたくなくて、いつもより早めに家を出た。 朝ごはんを断ったあたしに、お母さんは心配そうな顔で、そう、とだけ答えた。 玄関を開けると波斗君が立っていた。 「おはよう」 「なんで、ここに……?」 「なんでって、昨日言ったじゃん。一緒に学校行こうって」 波斗君は不思議そうに首を傾げる。 そうだった。 昨日、波斗君に言われたんだ。 「じゃ、行こうか」 波斗君の爽やかな笑顔に、なぜか胸が締め付けられた。