蝶龍‡番外編‡



倉庫に着いても
光樹があたしを抱き締める腕を
離さなかった。


あたしはそれでも幸せだった



だって…もうじき
この温もりを手放してしまう。


だから今は…この温もりに浸っていたかった




春真「にしても…最近…静かだな」




ビクッ…。




和慎「たしかに…おかしいですね。」