「川原!」

突然の大きな声に振り返った。


中学の頃から変わらない。

難波くんは笑顔で言った。


「総合大学病院の503号室行ってみ!多分いいことあるからさ!」


総合大学病院の503号室。

難波くんの言葉を耳に焼き付けて

「分かった!」

最後に難波くんに手を振った。