「相手が希龍じゃなきゃこんなの一発で分かるんだけどな。」 「トップだもん、仕方ないよ。」 「ガード固すぎ。」 ほんとに疲れてるのはここまで探ってくれた龍泉のみんな。 ここからはあたしが頑張らなきゃ。 「美波、負けんなよ。」 「…大丈夫、負けないよ。」 あたしの頭をポンッと撫でて、蒼空くんは優しく笑った。 頑張れってことだ。 「とりあえず、土屋が何かする前に会っとけ。」 「うん、分かった。」 明日会うことになってるから大丈夫かな、なんて思ってたのに、あたしは土屋由佳を甘く見ていた。