tender dragon Ⅱ


いやいや、まずここのマンションペット飼ってもいいところなの?

少なくともうちのマンションは飼っちゃダメなんだけど。


「あ、葉太も猫ダメだったかも。」

あたしが持ってたバスタオルの上に、ちょこんと乗る小さな子猫。

「葉太が一番ここに住んでるようなもんなのに、いいの?」

「知らね。」

そんな無責任な…


「拭いてやって。」

「あ…うん。」

そう返事をして顔をあげると、蒼空くんはシャツのボタンを外してるところだった。

「そ、蒼空くんっ?」

慌てて視線を反らす。


「何?」

「何で脱いでんの?」

「あぁ、濡れたから風呂入ろうと思って。そのために沸かしたんじゃねぇの?」

そう。そのために沸かしたの。


「ご…ごめんっ」

当たり前だ。濡れちゃったんだから入るに決まってる。

慌ててお風呂場から出てソファに座る。