Storm -ただ "あなた" のもとへ-


しかも何故か自分のせいで綺樹の仕事が増えている。

インドの携帯事業だと。

分野外でも、その大変さは想像が付いた。

家に帰ってこないつもりか。

早く籍を入れよう。

そうしないといつもの繰り返しだ。

ただの同居人で縛り付けるものがないと、段々と綺樹は帰りづらくなり、そのタ
イミングで違う引きがあったところに行ってしまう。

いや、奪われる。

40過ぎの成熟した大人の男との戦いは不利だ。

本人に自覚は無くても、綺樹がふらふらと揺れているのは明白だった。

綺樹は手放さない。

絶対に他の男に渡さない。