Storm -ただ "あなた" のもとへ-


「まあ、そうだね。
 既に手篭めにはしちゃったみたいだしね。
 彼女、どうだった?
 若いと面白味が無いと言うけど?
 というか、なぜ夢中にさせられないの?」

「おまえ、少し口を慎め」


カップを置くと立ち上がった。


「午後の練習の時間だろ。
 私は図書室に行く」


フェリックスの背中を見送って、ユーリーはにやっと笑った。

すごく、面白いね。

ユーリーは楽しげにバイオリンを弾きだした。