寧音との距離はカーテン1枚。



アイツは今どんな顔をしてるんだろう。



まぁいい。



今は寝るんだ。



そう思って目をとじた。



すぐに引き込まれる夢の世界。



今まで見た事がないような、春風のように温かい夢を見た。



「日向…日向!!」

「うっせぇな…」



夢の中で寧音が俺を呼んでる気がする…。



その瞬間背中に激痛が走った。



「いってぇ!!」

「お昼だよ日向」



わけがわからず目を覚ますと、スマイル満開の寧音がいた。



あぁ、寧音が殴ったのか…。



殴った!?



「普通に起こせよ暴力女!!」

「起こしたのに起きなかったんでしょ。5分も起こし続けたから!!」

「もっと優しく起こせねぇのかねぇ…。まったく色気のねぇ起こし方」



何はともあれ俺と寧音は晴れてカレカノの関係になったらしい。



言わねぇけどたぶん好きだぞ寧音!!