合宿の日になり、あたし達は海の近くのキャンプ場にテントをはったりした。



慣れない作業に若干やる気がなくなる…。



「寧音、琉伊見なかったか?」

「琉伊?さぁ。どっかでサボってるんじゃない?」



疾風が探すから、ヒマなあたしも一緒に琉伊探し。



疾風は超新人。



琉伊は大先輩だって言ってたけど普通に仲良しになってる。



「あ、いたよ琉伊」

「アレ…隣って…」

「日向?あの二人って仲良いのかな?」



琉伊が日向君と仲良さそうにじゃれてた。



二人に駆け寄る疾風の後ろを歩いて追い掛けた。



「サボりかよ琉伊!!」

「あ、紹介する。コイツ、俺の幼なじみの天道日向」



疾風は尊敬するような眼差しで日向君に頭を下げてた。



日向君は物凄くいい笑顔でフレンドリー。



ウソくさい笑顔に見えるのはあたしだけでしょうか…?