「人間って、残酷だよねぇ。死にたくないのに死ぬんだもんねぇ。ねぇ、君もこっちの世界に来ない?妖は、死なないんだよ?」


「死なないですって?妖だって、陰陽師に退治されたらどうせ死ぬじゃない。人間と一緒だわ」


「陰陽師に退治されても、妖は復活出来る。俺は、復活したんだ」


「ざーんねん。私には、あんたが復活出来ない力を持ってるのよね~」


私は、ニヤッと笑った。


「雪雨!」


雪雨が現れた。


「さぁ、目の敵、仁の敵…うたせてもらいましょうか!!」


ダッ


雪雨を持って、氷畧に襲いかかった。


「はぁぁぁぁ!!!」


雪雨を振りかざした。


ジョキン


という音と共に、氷畧の右腕が切れた。