ｶﾞﾀｯ


「誰！？」


ドアの方から音がした。


「ごめん…覗くつもりはなかったんだ。でも、資料を置いて行かねぇと帰られないんだ。“俺達”」


郁斗の後ろから、凛、亮、直樹、香菜、健斗が現れた。


みんなは、次々と謝ること1時間。


「で？」


「「「「えっ？」」」」


「香菜と健斗は、知ってるけどあんた達は知らない。てことで、今バラすね？」


香菜と狐達が私の横に並んだ。


「私と香菜とこの小学生…私と香菜は、陰陽師。この小学生達は…」


ﾎﾞﾝ


「狐」