「アイツはあたしを探しに来たんだよ。あたしが黒蛇を攻めることをアイツは知ってたんだ。」



「…なんで…」



「元、組の若頭。元情報担当。アイツにとってハッキングなんてゲームみたいなものなんだよ…」





みんなが唇を噛んで拳を強く握りしめていた。






「結衣…聞いていいのかわかりませんが…なぜ霧島は勘当されたんですか?」



「…っ…!それは…」

















開かないはずのパンドラの箱が、開かれてゆく。





全てを表すまで、箱は閉じることはない…―