そう促されるまま、東野君の隣へと腰を 降ろす。 照れ隠しの為に窓の外を見ていたら、次 第にその壮観な景色にひきこまれる。 「わぁ……きれい……」 ここの遊園地の近くには、湖があって、 どんどん小さくなる家々と、湖が夕陽に 照らされて。 水面に反射されたオレンジがキラキラと 光の結晶みたいに散ってる。 「すごい……」 なんだか胸の奥が熱くなるような気分に なる。 「柏木、もうすぐ頂上だよ……」 そう声をかけられて東野君の方を向くと 、絡み合う目線。 ドキッと胸が踊る。