【短】強引な君

目尻に溜まった涙を、先生がそっと優しく拭ってくれた。



「……?」



真剣な顔になる先生。



…どうしたんだろう。



謝る…とか?

え…勢いだったってこと?




「俺のこと、好きだろ?」



「……えっ…、は……はあ!?」



真面目な顔をして何を言うのかと思えば――これだ。


その自信は、どこからくるのだろう?



でも──…、

否定出来ない。


心の奥にしまったつもりだったけど…



やっぱり先生のことが好き。


たとえ、無理矢理抱かれたとしても。


……ううん。

無理矢理じゃ、ない。

抵抗しようと思えば出来たし、きっと本気で嫌がったら先生も止めてくれたはず。