【短】強引な君

テーブルに置いて帰ろう、
そう思って足を進める。


……いい、よね?

先生がいないのが悪いんだし…


そして、静かに腕時計を置いた。



そのとき──、



──バタンッ!



「わッ!?」



いきなり音がして、驚いてびくっと身体が跳ねた。



振り向けば──、


桐島先生が立っていた。



「せ……せんせっ!?い、いたの!?」



「遅かったな」



ニヤリと笑みを浮かべる先生。



……なんだか、オーラが黒い気がする。


眼鏡してないし…

白衣も着てないし…



「な…なんで…っ…?」