【短】強引な君

 
――放課後。


先生とは、このまま仲良しな関係でじゅうぶんだ。

それで、いいんだ。


そう心に言い聞かせて、私は数学準備室へと向かった。


たしか、この部屋は桐島先生ひとりで使っているらしい。


一体、どんな権限があるというのだろうか。

見た目ホストな先生に。

……謎だ。



──コンコンッ



「せんせー?城井です」



……………。

ノックをするが、反応が無い。



「えー?……いないのかな」



──コココンコンッココンッ


なんとなくリズムよく小さくノックし続けてみる。


しかし、先生が出てくる様子は無い。