「そーゆーこと」



「アタシはただ…ッ、もう!…許さないわよ、拓真ァ!」



「はァ?いいだろ、一口くらい」



「アンタは駄目なの!」



拓真くんが王子の隣に座り、二人でぎゃあぎゃあ言い合っている。



「…ほんとに仲いいんだね」



「ん?あー、そだね。幼なじみだし」



「そうなんだ」



「男の友情ってヤツだね」



微妙だけど、と小声でそう付け足した海ちゃんと顔を見合わせて笑ってしまった。



( 歓迎会 end )