「私なんかの為に集まってくれるなんて、なんだか悪いなぁ…」



移動しながら、ポソリと呟く。



「なぁに言ってるのよ!姫が来てくれて嬉しいんだもの。当たり前デショ?」



小さく呟いたつもりだったが聞こえたらしく、王子がそう言って、頭を撫でてくれた。



「ぶっちゃけ遊びたいだけだと思うにゃー」



「俺もそー思う」



「ちょっとォ…二人とも、そういうこと言わないのッ」



ぶっちゃけた二人に対して、王子が脱力しつつも怒る。



「ふふっ…いいの、ありがとう」



「……そうね、あんまり気にしないで、楽しみましょう?」



「うんっ!」



本当に楽しみ。


学校以外でも皆と会えるって、

すごく嬉しいから。