***
「そろそろ帰りましょうか」
「そうだな」
だいぶ人が減った道を、みんなで歩く。
「夏ももう終わりねェ…」
「そうだね」
「……………」
王子たちが何か話しているけど、内容は耳に入ってこず、ぼーっと3人の後ろ姿を見ていた。
ふと、振り向いた姫乃と目が合った。
「──…ッ…」
「? 海ちゃん…?」
「……ト……トイレ…ッ!」
思わず──…、
そう言って走り出した。
「そろそろ帰りましょうか」
「そうだな」
だいぶ人が減った道を、みんなで歩く。
「夏ももう終わりねェ…」
「そうだね」
「……………」
王子たちが何か話しているけど、内容は耳に入ってこず、ぼーっと3人の後ろ姿を見ていた。
ふと、振り向いた姫乃と目が合った。
「──…ッ…」
「? 海ちゃん…?」
「……ト……トイレ…ッ!」
思わず──…、
そう言って走り出した。


