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「よっしゃー!出陣じゃーッ!」


その後、海ちゃんも到着して、早速お祭りに繰り出す。

食べれるだけ食べる、と意気込んでいる海ちゃん……バイタリティーが半端ない。


「姫は?何か食べたい物ある?」


「えっと……うーん…」


「ま、ず、は、主食!」


私の言葉を遮ってそう言った海ちゃんが早歩きでどんどん進んでいく。


「海ったら…本当に食い意地が張ってるんだから」


王子が苦笑しながらそう言った。

そんな海ちゃんから離れてしまわないように早足で追いかける。


「ハイ」


「………?」


急に差し出された王子の右手を、じっと見つめる。