「懐かしいわねェ…昔は妹たちとよくやったわ」
「そうなんだ」
がさごそと花火を袋から出していると、王子も隣にしゃがんで手伝ってくれた。
線香花火を見つけ、束を手に持つ。
「あ。線香花火、好き」
「アタシも好きよ。……そうだ!勝負、しましょうか」
「へっ?」
王子を見れば、横顔でもわかるような、楽しそうな表情をしていた。
「はい」
「……う……え?」
線香花火を手に渡される。
「なになに、線香花火?」
「そうよ。はい、みんなでやりましょ」
王子が海ちゃんたちにも手渡していく。
ああ…そっか、そうだよね。
みんなで、やるのか。
勝負、とか言うから…びっくりしちゃった。
「そうなんだ」
がさごそと花火を袋から出していると、王子も隣にしゃがんで手伝ってくれた。
線香花火を見つけ、束を手に持つ。
「あ。線香花火、好き」
「アタシも好きよ。……そうだ!勝負、しましょうか」
「へっ?」
王子を見れば、横顔でもわかるような、楽しそうな表情をしていた。
「はい」
「……う……え?」
線香花火を手に渡される。
「なになに、線香花火?」
「そうよ。はい、みんなでやりましょ」
王子が海ちゃんたちにも手渡していく。
ああ…そっか、そうだよね。
みんなで、やるのか。
勝負、とか言うから…びっくりしちゃった。


