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ペンションまで、散策しながら帰る。


少し寄り道して歩いていると、小さな川を見つけた。

水がとても澄んでいる。


周りの木々の間から光が射し込んで、とても気持ちがいい。


「わお!きっれー!さすが田舎!」


「……その言い方はあんまり嬉しくないなぁ」


海ちゃんの言葉に亜希が苦笑する。


「「田舎じゃん」」


海ちゃんと嵐くんの声が綺麗に揃った。


「「……………」」


二人は無言で見つめ合って――…、

ガシィッ!と力強く握手していた。


……同志?


そして、そのまま海ちゃんは嵐くんを引っ張って向こう岸へ行ってしまった。