「…椎、私と…付き合ってください」 椎は、一瞬目を見開き驚いてたけど すぐに、いつもの笑顔で 「もちろん」 そう言い、ギュッと優しく私を抱き締めた。 これで、いいんだ…。 これで…。 私も、椎の腰に腕を回した。 「愛莉、大切にする」 耳元で、椎の甘く掠れた声が聞こえた。 「うん」 体が離れ、椎の顔がだんだん近付いてきた。 私は、近付くにつれ、ゆっくりと目を閉じた。 もう、少しで触れそうになった時…。 バンッ 勢いよく、扉が開いた。