「俺、行ってくるっす」 そう言って、走り出そうとした翼の腕を私は咄嗟に掴んだ。 「…愛莉さん?」 「いいよ、翼。ありがと…」 私は、翼に微笑み「これ、流星に渡しといて。美味しくないかもしれないけど」そう言って、この日のために用意してたクッキーを椎に預けて倉庫を出た。