「恵美~ちょっと来てくれる~?」


お母さんが呼ぶから私は、


「・・・」


無言でお母さんの所に行く。


私は、嶋崎  恵美

大学を40校卒業している


あっ、着いた


-ガチャ-


「おはよう!恵美!!返事ぐらいしてよ~」


「おはよう。」


相変わらずテンションが高い・・・煩い


「用件は何?」


そう言うと何処からかお父さんが出てきた。


「おはよう。恵美。今日から新しい学校に行ってもらうぞ。」


「おはよう。分かった。で、何処に?」


私とお父さんは用件だけを話す。
  別にその人が嫌いだからということではない。ただ、長文がめんどくさいだけ。


「話が早くて助かるよ。学校は、桜宮高校だ。」


「うん。分かった。何時から?」


「あぁ、明日からで寮生だからな。荷物は送った。」


「分かった。行ってくる」


「寂しくなったら電話してね~」


「何時でも来い。金は1カ月1億送るから」


「そんなに要らない。多すぎ。」


お父さんは、こういうところが抜けていると思う。
 説得した末、1か月に50万。多すぎと言ったらお母さんがいじけだして面倒だから
了承した。