私は姫の女の子の名前を聞いた。

-笹木  美生-

 私は驚いた。表情に出ているかも知れない・・・
だって・・・美生は・・・


私を裏切った元親友だった友達だから・・・

それに・・・--って暴走族の姫だから・・・


「・・・恵美?」


私は、冷静で居られるのだろうか・・・

怖い。自分が怖い・・・

冷静じゃないといけないのに・・・

ほら、今だって震えてる--・・・



「美生・・・ね」


「恵美!!」


「恵美さん?」


・・・!この人達のことを忘れてた・・・


「ごめんごめん。美生については私が調べてみるね」


「「調べる?」」


「うん。美生についてはね。」


「分かった」


「お願いします」


「うん。」



そう言って私達は別れた。