青春・友情
完

- 作品番号
- 869970
- 最終更新
- 2014/01/14
- 総文字数
- 4,717
- ページ数
- 10ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,642
- いいね数
- 0
彼はゆっくりと口を開いた
「あの、名前を教えてください」
それを聞いて、何だか無性に泣きたくなった
完結作品05
すぺしゃるさんくす
高山様
楪 小鳥様
ほんわか様
メクラヤナギ様
ショラル様
蒼井深可様
目次
この作品のレビュー

コレはどこにでもありふれる、けれどとても奇妙な関係なのだ。 俺は毎日とある成年へ牛乳をは運ぶ。たったそれだけ。 名前も、学年も、趣味も、何も知らない。 だけど、彼と居る事は居心地がよく、この距離感が好きなのだ。この均衡を壊したくない。 そんな不思議な青年2人が、変わり始める一歩までのお話です。 この作品は青春の爽やかさよりもまるでぬるい牛乳のような、少し後味残るものになっていると感じました。しかし、高度で且つ素晴らしい表現力に引き込まれ、ページ数以上の濃い内容に圧倒されてしまいます。後味の余韻は牛乳と違って格別です。 是非、ご覧下さい。 素敵なお話本当にありがとうございます!!

青春と単純には、書けない何かを感じます。 ラストも余韻が残り良いです。 う~んこの良さを伝える言葉が見つからないのが悔しいですね。救済を求める人間との話し。う~んしっくり来ないなあ。 とにかく読んで下さい。
この作品の感想ノート
蒼井深可様
素敵なレビュー、ありがとうございます。この物語に詩があるとすれば、どんぴしゃりでこれでしょうね。なんだか、ほう、と感嘆の溜息をついてしまいました。
曖昧なものに名前を付けるのって、とても難しいですよね。そして、その不安定な感情は人間みんなが持っているもの。そのもどかしさや切なさを描けるのが、創作の楽しさでもあります。
他人の手によって、そうして形にされる。まあでも、困ったことに、チーズも美味しいんですよねえ。
蒼井深可様
丁寧なコメントをいただいたのに、ああ、私としたことが。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年も貴方の作品を楽しみにしておりますよ。貴方に御多幸あらんことを。
メガネ様
完読ありがとうございます。
メガネ様、分かっていらっしゃる。青年には父親しかおらず、なんというか、助けてほしいけれど、助けてほしくないのですよ。もし助けられたとしても、小宮にはどうすることもできない。だけど、どうにかしてほしい。そうして、どの答えを彼が選んでも青年は失望する。考える程、雁字搦め。ないのですよ、ないのです。この物語は生ぬるい。
まあ、父親を責めないであげてください。といえるのも、私の中では物語が長編だったりするからなのですが、あはは。
生温い牛乳が好きとな。お主、やりおる。
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